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第17話 AIの罠

last update publish date: 2026-09-30 22:03:24

第17話 AIの罠

 三人の生存者を安全な地下駐車場まで移し終えた頃には、空の色が夕方へ変わり始めていた。

 神崎蓮は担架を床へ下ろすと、その場に座り込みたくなるのを我慢して背中を伸ばした。

「腰が痛い」

 高城がすぐ横から言う。

「またか」

「人を運ぶの、魔物より重い」

「比べるな」

「だって魔物は斬れば終わるけど、人は揺らさないように運ばないといけないだろ」

 担架の上で休んでいた遥が、申し訳なさそうに顔を上げた。

「すみません」

「違う違う、遥ちゃんのことじゃない」

「でも」

「俺が文句多いだけだから気にしないで」

 美奈が荷物を整理しながら言う。

「そこは自覚あるんですね」

「俺って結構自分を客観視できるから」

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